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生粉打ちの参考例

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生粉打ちの参考例

●材料(5〜6人前)

そば粉 500g/水 270〜280cc/打ち粉 適宜

●そば打ちの道具

本鉢/めん棒2本/延し板/小間板/そば切り包丁/切り板/ふるい(1インチ=約2.54cmあたりの目の数=メッシュが30〜40)/フタ付きの密閉容器7〜8個(切ったそばを入れて保管する)/軽量カップ/大きい鍋/ざる(金ざる、竹ざる、柳ざる)

1.粉をふるう

粉の粒子をほぐしたり、そば殻や異物を取り除くために、そばを打つ前に必ずふるいにかける。


2.水回し

本鉢の中で、両手をS字(またはZ字)に大きくすばやく動かして、そば粉全体に水が行きわたるようにする。

水回しのポイント

  • 水の量はあらかじめきちんと計量しておく。
  • 水を加えるのは、数回に分ける。
  • 水を加えたら指は必ず立て、手のひらに粉がつかないようにする。
  • すばやく粉全体に均一に水が回るように。

3.くくり

水を含んで次第に大きくなってきた粒をくっつきまとめて、固まり(そば玉)を作る。

くくりのポイント

  • 手についた粉はこまめにはがす。
  • 大きくなった粒を木鉢に押しつけない。

4.練り(菊もみ・へそ出し)

菊もみ:
そば粉に水分をしっかりと吸収させ、そば玉の中の空気を抜くために手のひらで右上を折り込んで練り込む。
左手で左回転させながら表面がつるつるになるまで繰り返す。

へそ出し:
固まりに左手を添えて左回転させながら、右手のひらで押して円錐形になるように形を絞り込んでいく。
円錐形の頂点にできた「へそ」を下にして木鉢に置き、手のひらで全体を上から押して中の空気を抜く。
乾燥しないようビニール袋に入れる。(風味がそこなわれるため寝かさない。)



練りのポイント

  • いつもそば玉の右上を折り込む。
  • 練る回数は決まっていない。モチモチした感触の固さになるまで行う。
  • 風味がそこなわれるので、練りが終わっても寝かさない。

5.手延し

「練り」が終わったらきれいに手を洗います。
固まりを木鉢から延し板に写し、左手で左回転させながら、右手のひらで直径30cmの大きさになるまで均等の厚さに延ばす。

手延しのポイント

  • 手のひらは円の中心から前に押し出すようにして、円を大きくしていく。
  • 決して生地のふちはつぶさない。
  • 生地は乾きやすいのですばやく。

6.丸延し

ここからめん棒を使う。生地を直径約45cm(90cmのめん棒の約半分が目安)の正円になるまで均等の厚さに延ばす。

  1. 手延しした生地に打ち粉をふって、粉を軽くならす。生地を回転させながら厚さを均等にならす。この時両手の動きはカタカナのハの字を描く。
  2. 生地の円を更に大きくする。このときの手の動きは、めん棒を転がしながら、左手はまっすぐ進み、右手は時計の11時の方向に進む。
    5往復くらいすると、時計の11時のあたりが少し出っ張ってくる。
  3. 時計の11時のあたりを左手でつまみ、5時のあたりを右手でつまんだまま、左手が9時の位置に来るように生地全体を左回転させる。
  4. 生地の直径が約45cmになる。生地は必ず正円に仕上げる。
    円がゆがむと、後の角出しのときに正方形にならない。




丸延しのポイント

  • めん棒はころがす。生地を強く押したり引きずったりしない。
  • とくに生地の縁はめん棒で強く押すと潰れるので注意。
  • 生地は必ず正円になるように。

7.角出し

めん棒を使って、丸い生地をさらに卵形→正方形に延ばしていく。

  1. 丸延しで直径45cmになった生地に打ち粉を振って、粉を軽くならす。生地の3分の1手前にめん棒を置く。
  2. 生地の下に両手指先を差し込んで持ち上げ、めん棒にかぶせる。両手の動作がずれると生地が破れるので注意が必要。
  3. 両手でめん棒を少し手前に引いて、生地の先端をめん棒に巻き込み、そのままめん棒を回転させながら生地全体をめん棒に巻きつける。
  4. そのまま両手のひらでめん棒をたたくようにして手前から先に転がす。この時、めん棒をたたく両手の幅は、先に行くにしたがってだんだん狭くなる。再び生地を巻きつけためん棒を手前に引き寄せる。
  5. めん棒に巻きついた生地を少し開いてみて、生地の先が卵のような形になるまで繰り返す。
  6. 生地がまきついたままのめん棒を180度回転させる(上下を逆にする)。めん棒を手前から先に転がして、生地を全て開き、打ち粉を振る。
  7. 生地の約4分の1手前にめん棒を置く。再び2〜4を行う。
  8. 巻きついた生地を少し開いてみて、生地の先が少し角張っていることを確認したら、生地がまきついたままのめん棒を90度回転させる。
  9. めん棒を左から右に転がして、生地を全て開く。
  10. 生地の3分の1手前にめん棒を置く。生地の下に両手指先を差し込んで持ち上げ、めん棒にかぶせる。再び2〜4を行う。
  11. めん棒に巻きついた生地を少し開いてみて、生地の先がほぼ90度になったら次の作業にうつる。
  12. 生地がまきついたままのめん棒を180度回転させる。めん棒を手前から先に転がして生地を全て開く。
  13. 開いた生地に打ち粉をふって、粉を軽くならす。生地の約4分の1手前にめん棒を置く。生地の下に両手指先を差し込んで持ち上げ、めん棒にかぶせる。再び、2〜4を行う。
  14. めん棒に巻きついた生地を少し開いてみて、生地の先が90度になるまでこの作業を繰り返す。
  15. 生地がまきついたままのめん棒を、45度右回転させる。めん棒を右上から左下に向けて転がして、生地を全て開くと、ほぼ正方形になっている。正方形の四辺の真ん中あたりはまだ少し厚めなので、めん棒で延ばして厚さを均等にする。














角出しのポイント

  • 打ち粉の量は多すぎないこと。
  • 生地をめん棒にかぶせる時、両手の動きは同じタイミングにする。
    ずれると生地が破れてしまう。
  • めん棒に巻いた生地は、軽く体重をかけてたたくようにころがす。
    この時、両手の幅は手前が広く、先に行くにしたがって狭くなる。
  • 生地はかなり薄くなっているので、力を入れすぎない。

8.本延し

正方形の生地をさらに長方形に延ばし、均一の薄さにする。

  1. 生地に打ち粉をふって、粉を軽くならす。生地の約4分の1手前にめん棒を置いて、生地をめん棒に巻きつける。
  2. 生地全体をめん棒に巻きつけたまま、軽く体重をかけて、両手のひらでめん棒をたたくようにして手前から先に転がす。両手の幅は、これまでとは逆に手前が狭く、先に行くにしたがってだんだん広めていく。これを2〜3往復くり返す。
    生地がまきついたままのめん棒を180度回転させる。めん棒を手前から先に向けて転がして生地をすべて開くと、やや縦長の長方形になっている。
  3. 生地に打ち粉をふって、粉を軽くならす。長方形の生地の手前2分の1をめん棒に巻きつける。
  4. 生地の残り2分の1を、もう1本のめん棒を使って延ばす。左右、先端をまんべんなく、厚さが均等になるように。生地はかなり薄くなっているので、力を入れすぎると破れやすいので注意する。
  5. 生地をすべてめん棒に巻きつけて、180度回転する。
  6. めん棒を手前からころがして、(4.で延ばした部分の) 生地を開く。もう一本のめん棒で、開いた生地を巻く。
  7. めん棒をころがして残りの半分を開き、左右、先端をまんべんなく延ばす。力を入れすぎると敗れやすいので注意する。本延しが終わったら、再び生地全体をめん棒に巻きつける。








本延しのポイント

  • 生地を巻きつけためん棒は、軽く体重をかけてたたくようにころがす。
    この時、両手の幅は、これまでとは逆に手前が狭く、先に行くにしたがって広くなる。
  • 生地はかなり薄くなっているので、力を入れすぎない。

9.たたみ

切りに備え、(めん棒を使って)本延しされた生地をたたむ。

  1. めん棒をたてに置き、右にころがしながら生地の半分を開く。
  2. 生地に多めに打ち粉をふって、粉を軽くならす。
  3. めん棒の手前を右手で、先を左手で持ち上げ、めん棒を右に回転させながら(巻いた生地を少しずつほどきながら)左に移動させて二つ折りにする(右側が折り目)
  4. 左側の辺がきちんと重なるようにめん棒の回転を調節するのがコツ。
  5. 生地に打ち粉を多めにふって、軽くならす。
  6. 生地の手前10cmほどにめん棒を置き、生地をめん棒にかぶせる。その状態のままめん棒を持ち上げ、手前から先に移動する。先端の辺と辺がきちんと重なるように見計らって生地をめん棒からほどき、二つ折りにする。手前が折り目になる。
  7. 生地の上半分に打ち粉を多めにふって、粉を軽くならす。
  8. 同じ作業をくりかえして、さらに生地を二つ折りにする(手前が折り目になる)。この時、生地の上下の幅がそば切り包丁の幅より小さいことを確認する。














たたみのポイント

  • たたみの時は、打ち粉は多めにふる。
  • 生地の辺と辺がきちんと重なるように、めん棒の回転を調整する。
  • たたみ終えた時、生地の幅は包丁の幅より小さいことを確認する。

10.切り

切り板の上で、そば切り包丁と小間板を使って一人前ごとに切る。

切りのポイント

  • 包丁は重さを利用して、手前からやや先に押し出す。
  • 包丁は切り板まではっきり落とす。
  • 包丁が切り板に落ちたら、包丁をわずかに左に倒して小間板をずらす。
  • のどごしを考えて、生粉打ちではできるだけ細く切る。
  • 一人前ずつ切り分けてパックにしまう。
  • 小間板を支える親指と人差し指は包丁と水平になるように。
  • 生地の折れ目がつぶれるので、小間板で生地を押さない。

11.茹で・洗い・盛りつけ

沸騰したお湯にめんを入れフタをし、10〜15秒待つ。流水にさらして軽く洗い、氷水でしめて器に盛る。

茹で・洗い・盛りつけのポイント

  • 人数が多いときでも、必ず一人前ずつ茹でる。差し水はしない。
  • 大きめの鍋で、たっぷりのお湯を沸騰させる。
  • 茹で時間は、必ずフタをして10〜15秒待つ。茹ですぎは厳禁。
  • 揚げざるですくう時はすばやく1回で。
  • つゆの濃度をうすめてしまうので、よく水切りをする。

●かえしの材料

濃口醤油1リットル/ハチミツ 50g/本みりん50cc/白砂糖50g

●だしの材料

かつお節(厚削り)50g/宗田節(厚削り)50g/水2リットル/(昆布4g)

●道具

ざる(金ざる、竹ざる、柳ざる)/鍋/土タンポ(かえしを保存したり、だしとかえしの合わせを湯煎するための素焼きの壺)

1.かえしを作る

醤油に砂糖とみりんを加えてかえしを作る。

  1. 鍋に、濃口醤油1リットルを入れて火をつける。火力は中火にして、醤油を沸騰させないこと。
  2. 鍋の中の醤油のふちがプチプチと泡立ってきたら、ハチミツ50g、みりん50ccを入れる。
  3. 最後に白砂糖50gを入れて、お玉でゆっくりとかき回す。
  4. 砂糖を入れるとアクが出るので、こまめに取る。アクが出なくなったら火をとめ、そのまましばらく冷ます。
  5. タンポ(辛汁を入れて湯煎するための専用の壺。陶製で土タンポともいう)や、素焼きの瓶や壺に移す。日本酒の一升瓶に入れるときは、アルコールで殺菌消毒されるので瓶は洗わないで使う。
  6. 温度変化が少ない場所に、できれば1ヶ月は寝かせて熟成させる。また、バクテリアが繁殖しないように清潔な場所を選び、ラップでフタをする。冷蔵庫に入れる必要はない。


2.だしを取る

削り節の厚削りを煮詰めてだしを取る。

  1. 鍋に水2リットルを張り、かつお節(厚削り)50gと宗田節(厚削り)50gを入れて火をつける。だしは通常、水1リットルにかつお節50gが基本。
    だしを取るのに昆布を使う場合は、まず鍋に水2リットルを張り、昆布を入れて弱火で15〜20分煮出す。 気泡が出てきたら、昆布を取り出す。昆布を入れると、出しに昆布特有のねっとりした甘みが出る。その後で、かつお節と宗田節を加える。
  2. フタをして、強火で沸騰させる。沸騰したら火を中火に落として、たんねんにアクを取る。30分ほどすると、水分が飛んでお湯の量が70%ほどに減り、あめ色に濃くなった約1.5リットルのだしが取れる。
  3. 別の鍋を用意し、同じ大きさの金ざるを鍋に入れて木綿のこし布をかぶせる。こし布の上から、だしをゆっくり流し込む。かねざるとこし布をいっしょに鍋からはずしたものが、一番だしとなる。こし布の中の削り節は二番だしにも使える。

3.かえしとだしを合わせて、そばつゆを作る

かえしとだしを合わせて湯煎をし、もりそばなどに使うつけ汁(辛汁)を作る。

  1. 寝かせたかえし250ccを土タンポに入れる。
  2. そこにだし750ccを加える。
  3. 土タンポを使って湯煎をする。
    大きな鍋の約3分の1に水をはって沸騰させる。
    そこに割り箸2本を浮かせ、割り箸の上から土タンポを入れる。
    割り箸は、土タンポの底と鍋の底が直接触れないために入れる。
  4. お湯の温度を85度以上に保ち、約30分湯煎する。
    合わせは決して沸騰させないこと。また、湯煎の最中、かえしとだしの合わせた割合が変わらないよう、土タンポには必ずフタをする。
  5. つゆができあがったら自然に冷まし、冷蔵庫に入れて2、3日寝かせる。
    温かいそばに使う汁は、一番だしと二番だしを同量混ぜたものとかえしを6:1にして火にかける。
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